Xbox 360 シューティングラブ。10周年 『開発こぼれ話』その12『ツールその3』

ツールはまだ有る。
トゥエルブジールの開発のみに使ったプレイステーション(以後PS)互換業務用基板GNET用のツールだ。X68000 XVIと無印X68000の関係と同じような性能差があり、PSの1.5倍ぐらいの性能があるのがGNETだった。VRAMにはイメージを2次元で配置するので、容量を効果的に使用するには目で確認しながらパズルの様に隙間なく画像を並べるようなツールが無いと手間のかかる作業だった。オフィシャルでそういったツールも用意されていたが、ちょっとかゆい所に手が届かない感のあるものだった。それにPS用だったのでGNET用として使うには若干足りない部分もあった。さて。

実は昔所属していた会社でそれ用のツールを作った事があった。当然PS用のツールであったが基本は同じ。作り方は知っているのでそれをGNET対応で作り直したのが今回のツールだ。bmpからGNET用のフォーマットに変換したり画像を並べ易くなるよう2/4/8ドット毎スナップ出来るようにもなっている。オブジェクト単位でリストを保存し別ツールでゲームで使用する形式に変換していた。VRAM全体が見えるので背景やオブジェクトにどの程度容量を使用可能か計算をするのにも重宝した。ちなみにツール類は他社のものと比べこういったツールをデザインし易かったBorland C++ Builderで作っていた。このツールのオリジナル版を作っていた会社でC++ Builderを用いて業務で使用するツール等を作っていたので、ソフト購入担当者に会社の経費でC++ Builderを購入するようお願いしたのだが叶わなかった。良い思い出だ。いやそんなバカなって話だ。

しかし2次元って珍しい。他のコンピュータでそういった仕様のモノはあったのだろうか?きっと無い。やはりライバル機であるセガサターンの様に1次元の方がメモリを無駄にする事無く簡単に効率的に使えるからだろう。