Xbox 360 シューティングラブ。10周年 『開発こぼれ話』その5『ツールその1』

そういえばツールも作ってた。
2Dのシューティングでちゃんとした背景ある場合、背景の絵柄に合わせ地上の敵を配置する必要がある。手打ちでテキストを書いて組み込む事も出来るが数値等のデータだけでは後から修正するのは骨だ。絵の上に敵置いてくようなツールがあると便利だろうという事で作ったのがこのツールだ。昔ゲーム制作を勉強していた際X68000様に作ったツールを元に新たにWindows版を作ったのだ。当時Windowsは95か98だった。開発に使用していたPCがDOS/V・X68000といった構成からWindowsPCのみでの開発に移行したのはこの頃だろう。
背景を表示し8x8グリッドで任意の敵番号をマウスでセットして使う。左端のグリッドにセットした数値はゲーム中にその位置に来た時呼ばれるプログラム番号だ。
デルタジールのターゲット機には問題があった。当初分からなかった事だが開発が進みプログラムサイズが大きくなって来るとターゲット機にプログラムを転送する時間がとても長くなった。512kbyteサイズのプログラムを転送するのに1分程掛かったのだ。これは長い。ちょっと修正して確認するといったサイクルのテンポがとても悪い。転送待ちしている間に他の事を考え出したりすると転送が終わった頃には何を修正したのか忘れてしまったりするのだ。テンション急降下、賢者モードになってしまう。
このツールは↑↓→←キーでスクロールするのだが、ある日おや?と思った。スクロールした時のレスポンスが良い。とても良い。これはもしかするとそのままゲームが動くのでは?背景描画は既に出来てるからスプライト描画部分を作ってしまえばいちいちターゲット機を使用しなくても済むのではないか。早速作ってみたら動いた。WindowsPCでプログラムソース数ファイル程度の修正ならばコンパイルして実行するまでほんの数秒。よそ見する暇も無い。こうしてデルタジールはWindowsPC上で開発してターゲット機を使うのはチェック時のみといったマルチターゲット開発になり作業効率は大幅に向上したのだ。